メキシコの車道にある、段差の名前とは?

メキシコ文化

こんにちは!NIKOです。

メキシコの道路には、下の写真のような段差が結構あります。

今回は意外と知られていないこの段差の名前についてご紹介したいと思います。

その名はトぺ【Tope】

その名はずばり、Tope「トぺ」です。

Topeという単語は英語のTopと同じ「先端、トップ、頂上」などの意味に加え、

Tope de puerta「ドアストッパー」

Tope de retención「車止め、留め具」

など、「でっぱり、緩衝器、制御(固定)するもの」などの意味もあります。

盛上っている頂上でもありますし、車の速度を制御するでっぱりでもあるのでどちらの意味で考えてもまさにTopeですね!

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なんのためにあるのか?

車の速度を落とさせる為

このトぺは歩行者の横断歩道の前や、交差点前、車線の合流前にあることが多いです。

目的としては「走行車両の速度を落とさせて(半ば強制的に)事故を防ぐこと」ですね。

メキシコは日本ほど運転マナーが良くありません。

免許を取得するのに教習所に通う必要も、試験をパスする必要もなく、免許証もショッピングモールなどにある免許センターの窓口に行き、必要な書類を出しさせすれば手に入ります。

なのでマナーやルールを知らないままでも運転することが出来ちゃうのです。

そんな国だからこそ、赤信号でも交差車線に車が来ていなければ、または来ていても離れていたりして行けると思ったら信号無視して渡ってしまうことが多々あります。

たまにではなく、多々あります!(笑)

だからこそ、強制的に速度を落とさせる仕組みが必要で、それがこのトぺの役割です!

メキシコでは古い車種の車も走っており、同じ車を長く持ち続ける傾向がありますので、メキシコ人ドライバーはトぺで車体をこすらないように気を付け、ほぼ一時停止してからわたることが多いので、トぺは速度減少にかなり貢献できていると思います。

その他のところで事故は起きているので、やはりトぺだけでなくマナーやルールの改善も必要だとは思いますが…(笑)

トぺの標識

トぺのあるところには下のような警告標識がありますので、見落とさないように気を付けてください。

気づかずに速度を出したまま突っ込んでしまうと、車体と中の人にかなりの衝撃がきます!

以上、今回はメキシコの車道のいたるところにある「トぺ」についてご紹介しました。

皆様も是非名前を覚えてあげてください。

それではまた!¡Hasta luego!

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