メキシコで地震に遭った時の対処方法(メキシコ政府HPより)

メキシコ生活

こんにちは、NIKOです。

今回は地震の避難訓練に関連して、メキシコで地震に遭遇したらどうすべきか?をメキシコ政府のHPからご紹介したいと思います。

Qué hacer en caso de sismo
Es importante saber que México se encuentra ubicado en una zona altamente sísmica. Estar preparados para cualquier eventualidad es responsabilidad de todos

地震に備えての準備

HPには事前の備えとして下記の5つが書かれています。

  1. Prepara tu plan familiar de protección civil
    これは地震が落ち着いた後にどこの避難場所に集まるようにするか、誰が何をするか等を家族の中で決めておく、ということだと思います。
  2. Organiza y participa en simulacros de evacuación
    避難訓練を企画、参加する。これは会社やマンションで実施される避難訓練にはしっかりと参加し、避難経路、どこに避難すべきか理解しておくということですね。
  3. Identifica las zonas de seguridad en tu casa, escuela o lugar de trabajo
    家、職場、学校での安全地帯の場所を把握しておく。
    メキシコでは下のようなマークがある看板や地面が安全地帯として工場やマンションには設けられており、火事や地震の際はここに集まります。
  4. Revisa constantemente las instalaciones de gas y luz
    ガスや電気設備を常にチェックする。これは特に家や職場のガスの元栓やブレーカーの場所を把握しておくと良いです。
  5. Prepara tu mochila de emergencia
    非常用のリュックを準備する。水や長期保存のできる食糧、ラップ、救急セットやモバイルバッテリーなど、色々なものを詰めておく必要がありますね。

地震が起きたら

地震に遭ってしまった時の対処法として下記を推奨されております。

  1. Conserva la calma y ubícate en la zona de seguridad
    落ち着いて、安全地帯に留まる。気が動転したり些細なことが気になって建物の中に戻ったりするのは危険なので、地震が完全に収まって安全が確認できてから行動するようにということですね。
  2. Aléjate de objetos que puedan caer y de ventanas
    落下物や窓から離れる。安全地帯に居ないとしても、まずは建物から離れる、家にいても棚や窓には近づかないということが大事ですね。またここには書かれておりませんが、メキシコではドアが開かなくなることが良くあるようですのでドアの近くにいた場合は可能であればドアをまず開けることも覚えておいてください。
  3. Si te encuentras en tu automóvil, estaciónate y aléjate de edificios, árboles de gran altura o postes
    車に乗っている場合、直ちに駐車し、建物、高い木、電柱から離れる。
  4. Si te encuentras en zonas costeras, aléjate de la playa, ríos, arroyos, zonas pantanosas o lagunas y refúgiate en zonas altas
    海岸近くにいる場合はそこから離れ、高地側へ避難する。津波などの二次災害を避けるために大事ですね。

地震の後に

地震がおさまり、落ち着いたら次の通りに行動してください。

  1. Revisa tu casa después de un sismo
    地震の後の家の状態を点検する。窓に亀裂が入っていないか。割れ物が足元に散乱していないか、など。電気のブレーカーとガスの元栓は危ないので管理事務所などに連絡して安全を確認するまでは自分の判断で開けたりしてはいけません!
  2. Utiliza el teléfono sólo en caso de emergencia
    電話は非常時のみ使用する。家族や職場の仲間の安否確認ができれば、あとは日本に家族がいれば無事の一報を知らせる程度にし、次の非常時や停電に備え、バッテリーの節約に努めた方が良いですね。また他の方の緊急連絡が繋がりにくくなることも考え、最低限の連絡にとどめましょう。
  3. No enciendas cerillos o velas hasta asegurarte que no hay fuga de gas
    ス漏れが無いことを確認するまでマッチやライターなどで火をつけない。これは爆発や火事などの二次災害につながるので必ず守ってください。確認は管理事務所などの専門家にお願いしましょう。
  4. Mantente informado, NO propagues rumores y atiende las recomendaciones de las autoridades
    誤った噂を広めたり鵜呑みにしたりせず、政府当局の推奨事項に注意を払う。気が動転しているときだからこそ、謎の噂に振り回されないように気を付けましょう。
  5. Se pueden presentar réplicas del sismo, por lo que es importante mantenerte alerta
    余震に注意を払う。地震は続けて起こることがありますので引き続き警戒を。

とまあ、大きくは日本と変わらないと思いますが、特に事前準備の3番、安全地帯のマークは日本には無いので馴染みが無いと思います。

これが安全地帯の印であることを覚えておいていただければ何かあった際に役に立つかと思います。

メキシコシティの建物は地震にはあまり強くないと考えておきましょう

メキシコシティはもともと大きな湖があった場所を埋め立てて造られた街なので、日本で埋め立て地が地震により液状化現象が発生するのと同様の現象が起きるほど地盤が緩い場所が多いようです。

そのため、長く、大きく揺れることもあり、建物が崩壊しやすいようです。

また、メキシコ人曰く建設業者が建築基準を準拠せずに建設している可能性もあり、それも建物が倒壊しやすい状況に拍車をかけている。

なので一度外に出てビルの管理担当者などが安全であることを確認するまで建屋内には戻ってはいけない。と強く説明してくれました。

例えば私の同僚の以前の会社では、2017年当時いくつもの支店がメキシコ内にあったが、そのうち2つは地震により修復不可能な大きな損傷が発生し、そのまま使えなくなったなどということもあったとのこと。

ですので建物に留まらない為にも、建物に近づかない為にも、安全地帯の場所の把握は特に重要になってきます。

メキシコで生活されている皆様も普段から自分のマンション、活動範囲の安全地帯の場所を意識して探してみてください。

今回地震が9月19日の避難訓練直後に発生したことから、再度私も地震に備えることを強く意識しました。

メキシコで2022年9月19日に地震が再度発生
本日9月19日はメキシコ全土で一斉に毎年自身の避難訓練(simulacro de sismo)が行われる日です。これは何故かと言うと、1985年と2017年のこの日、メキシコで大きな地震が発生したために、この地震を忘れないように、...

それではまた!¡Hasta luego!

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