こんにちは!NIKOです。
以前勉強しているのに外国語が通じない。と思ったら振り返るべきことの記事で、外国語のコミュニケーションには発音、アクセントが大事だと言いましたので、今回は発音、アクセントについて紹介します。
発音のルール
母音の発音
母音の発音は次の通りです。
a | e | i | o | u |
ア | エ | イ | オ | ウ |
a,e,o を開母音、i,u を閉母音と呼ぶのですが、この開母音と閉母音はアクセントの位置を判別するのにムチャクチャ大事です!
アクセントの位置を理解する為には単語を音節という区切りに分けるのですが、その際にこの開母音、閉母音の識別が必要になります。
例えば単語の中に、開母音a,e,o が並ぶとそれぞれ別の音節に分けられますが、開母音a,e,o と閉母音i,uが並ぶと同じ音節となります。
詳しくはアクセントの説明の際に記載します。
閉母音の覚え方ですが、閉母音は開母音と並ぶと吸収され一音節となるというイメージから、
閉母音=弱い=ウィーク(u,iーク)
と私は覚えています。(笑)
子音の発音
子音+母音の発音
子音の発音はローマ字読みに近いのが多く、難易度低めです。
– | a | e | i | o | u | 備考 |
b | バ | ベ | ビ | ボ | ブ | |
c | カ | セ | シ | コ | ク | |
d | ダ | デ | ディ | ド | ドゥ | |
f | ファ | フェ | フィ | フォ | フ | |
g | ガ | ヘ | ヒ | ゴ | グ | gui:ギ、gue:ゲ、güi:グイ、güe:グエ |
h | ア | ヘ | イ | オ | ウ | hは発音しない。 |
ch | チャ | チェ | チ | チョ | チュ | 音節分けの際、chは一つの子音としてみなす。 |
j | ハ | ヘ | ヒ | ホ | フ | |
k | カ | ケ | キ | コ | ク | 外来語に使用される。 |
l | ラ | レ | リ | ロ | ル | 英語の l と同じ発音。 |
ll | ジャ | ジェ | ジ | ジョ | ジュ | 地域によってヤ行で発音する。 音節分けの際、llは一つの子音としてみなす。 |
m | マ | メ | ミ | モ | ム | |
n | ナ | ネ | ニ | ノ | ヌ | |
ñ | ニャ | ニェ | ニ | ニョ | ニュ | ñiの発音は正確にはniとは違う。 |
p | パ | ペ | ピ | ポ | プ | |
q | カ | – | – | – | – | que:ケ、qui:キの形で使用される。 |
r | ラ | レ | リ | ロ | ル | l,n,sの後、文頭、rrとなっていれば巻き舌の発音、それ以外は舌先で上の歯茎の付け根あたりで一回弾いて発音。 音節分けの際、rrは一つの子音としてみなす。 |
s | サ | セ | シ | ソ | ス | |
t | タ | テ | ティ | ト | トゥ | |
v | バ | ベ | ビ | ボ | ブ | |
w | ワ | ウェ | ウィ | ウォ | ウ | 外来語に使用される。バ行で発音される場合もあり。 |
x | サ | セ | シ | ソ | ス | クサ、クセ、と作業の前にクがつく場合もあり。メキシコの地名ではXalapa(ハラパ)など独特の読み方もあり。 |
y | ジャ | ジェ | ジ | ジョ | ジュ | ヤ行でも発音される場合あり。 |
z | サ | セ | シ | ソ | ス | スペインでは s と違いがある(英語のth)が、中南米では s と同じ発音。 |
この読み方は是非覚えて下さい。
しっかり発音できるための第一歩となります。
二重子音の発音
二重子音には次のものがあります。
pl | pr | bl | br | fl | fr | tr | dr | cl | cr | gl | gr |
この組み合わせの単語が並んでいれば二重子音と言い、ch, ll, rr と同じようにアクセントを決める際の音節の分け方で「一つの子音」としてみなします。
12つを正確に全て覚える必要は無いと思いますが、子音の後に r, l が続けば二重子音なんだなと何となく感じていただければ大丈夫だと思います。
子音だけの場合ははっきり発音しない
子音が続く場合、前の子音ははっきり発音しないように気をつけましょう。
また、最後に子音だけが残る場合も同様で、母音が無い部分ははっきり発音しないようにしましょう。
escribir, plato など、カタカナで無理矢理表記すればエスクリビール、プラートとなりますが、実際にはエスクリビールのス、ク、ル、プラートのプははっきりと発音しません。
英語が得意な方にはお馴染みかと思いますが、practice (プラクティス)のプ をはっきり言わないのと同じ要領です。
エスクリビールの場合、
エス、クリ、ビール
と三つの音の塊=音節になっており、
エ、ス、ク、リ、ビー、ル
と6つの音の塊ではありません。
違いがよくわかる方法として、グーグル翻訳の音声再生を使うことをお薦めします。
「escribir」 と書いて音声再生する場合と、カタカナで「エスクリビール」と書いて再生する場合で音の塊の違いが理解できると思いますので、是非試してみたください。
それではまた!¡Hasta luego!
コメント