スペイン語の月の名前の由来

スペイン語

こんにちは!NIKOです。

今回は1月から12月までの、スペイン語での月の名前の由来について書いていきます。

英語と似ているので覚えやすいかとは思いますが、ただ覚えるだけではつまらない!

と思いましたのでご紹介します。

起源はローマから

月の名前の起源は古代ローマの時代にさかのぼります。

もともとローマでは一年を10ヶ月に分けたローマ暦が採用されておりました。

これが現在の3月から12月にあたります。

ただし、この暦は天文の周期と一致しなかったため、王政ローマ2代目の王ヌマ・ポンピリウスにより、現在の1月と2月にあたる月が追加され、12ヶ月のより正確な暦となりました。

では1月から順に月の名前の由来を書いていきたいと思います。

1月:Enero

この追加された一年の最初の月は、ローマ神話のイアーノ神:Iano(ヤヌス神:Janus)が由来となっております。

この神は顔が二つあり、扉と入り口を守っております。

元々1月は Ianuro と呼ばれていたそうですが、それが変化して現在の

Enero

となりました。

英語では Janus が変化して January になったんでしょうね。

2月:Febrero

こちらもヌマ・ポンピリウスによって追加された月で、ローマ神話のフェブルウス神:Februo が由来になっています。

フェブルウス神は贖いのお祭り februa の神で、この神の怒りを和らげるために、この月に行われていた祭り februa の名前を月の名前として捧げられました。

3月:Marzo

由来は戦争の神 マルテ:Marte(マルス:Mars) です。

ローマの軍事作戦が始まる月がだいたい気候のよくなる3月にあたる季節だったことから、戦争をたたえる神マルテを敬ってその名前が月となりました。

ちなみにこの神はスペイン語の火曜日(Martes)の由来にもなっています。

4月:Abril

美の女神 Venus:ビーナス=ギリシア神話での Afrodita、ギリシア語で泡を意味する「アフロ」に由来しております。

また、花が咲く季節ということから、開くという意味のラテン語が語源とも言われています。

5月:Mayo

ラテン語で年長者・長老を意味する majorum に由来し、村を守る仕事を行っていた年長者への敬意を込めて名付けられました。

また、ヴァルカン神の妻である豊穣の女神Maya(Maia:マイア)の名前に由来するともいわれております。

6月:Junio

ラテン語で若者を意味する「junior:ジュニア」から。

干し草を刈り取る季節であり、干し草を刈る若者に敬意を表しております。

また、ローマ神話の最高神であるユピテル(ジュピター)の妻である Juno:ジュノが由来とも言われています。

7月:Julio

かの有名な Julio Cesar :ジュリウス シーザー(ユリウス カエサル)が生まれた月として彼の名前が月につけられました。

シーザーの名前が付けられる前は、5番目の月(Quintilis)という名前だったそうです。

このあたりから古代ローマの人たちは名前を付けるのをめんどくさがっていたのでしょうか、番号から派生した名前の月が見受けられます。

8月:Agosto

初代ローマ皇帝アウグストゥス(尊厳者)の名前から来ています。

アウグストゥスが亡くなったのが8月であったことから、その月に彼の名前が付けられました。

彼の名前がつく前は、6番目の月(Sextilis)と呼ばれていました。

7月あたりからうっすらとお気づきの方もいらっしゃると思いますが、この後の月は古代ローマ暦の○番目の月という名前のままです。(笑)

9月:Septiembre

7番目の月なので、7を意味するラテン語(Septem)が由来です。

英語のseven、スペイン語のsiete にうっすら似ているな~と思い出していただければと思います。

スペイン語の7番目の、という意味の séptimo,séptima がより近く覚えやすいと思います。

10月:Octubre

ラテン語の8(Octo)から派生した単語が由来しています。

英語だと8はeight:エイトなので関係ないのかなー、覚えにくいなーと思っていましたが、スペイン語の8はocho:オチョなのでちょっと近いですね。

8番目の、と言う意味のスペイン語はoctavo,octavaなのでより似た感じになります。

タコの英語:Octopusは八本の足という意味らしいので、英語では数字よりもタコに関連してると考えた方が覚えやすいですよね。

11月:Noviembre

上から順に読んでくださった方はもう書かなくてもお分かりかと思いますが、9番目の月だから9(Novem)が由来となっております。

スペイン語の9:nueve や9番目の:noveno, novenaとすごく似ているので覚えやすいですね。

12月:Diciembre

ラテン語の10(Decem)より、10番目の月という意味で使われています。

スペイン語の10:diez、10番目の:décimo,décima とセットで覚えるとどちらも覚えることができてお得ですね!

まとめ:1~8までは神の名前、9から12は数字

1月から8月は神および神格化された人の名前に関係しており、9から12月は3月から初めて数字の何番目の、という意味ということが分かりました。

並べて見ますと、

日本語スペイン語
1月Enero
2月Febrero
3月Marzo
4月Abril
5月Mayo
6月Junio
7月Julio
8月Agosto
9月Septiembre
10月Octubre
11月Noviembre
12月Diciembre

です!

英語が得意な方は一月だけ違うと覚えれば、あとは似ているので簡単ですね。

英語で月を覚えていない方も今回の由来と併せて見て頂ければ覚えやすいかなと思います。

それではまた!¡Hasta luego!


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