こんにちは!NIKOです。
スペイン語を勉強する中で、名詞には男性名詞、女性名詞があり、それぞれ定冠詞として”el“と”la“がつくと学びました。
よく使う言葉の一つに、「水」という意味の女性名詞 agua があります。
私も agua はよく使いますので、agua に関する記事は過去に紹介してきました。
この agua ですが、実はかなりの曲者で、女性名詞なのに”el” がつきます!
なぜaguaは女性名詞なのにelがつくのか
アクセントのある a(ha) で始まる単語だから(発音しにくいから)
agua のアクセントは頭文字の a にあります。
頭文字の a の発音にアクセントがくる女性名詞は、la agua とは言わず、el agua になります。
なぜなら、la のアクセントが語尾の a にあり、agua 等の女性名詞のアクセントが頭文字の a に来ると、言いにくいからです。
この法則は agua だけでなく、el alma【魂】、el águila【鷲】、el área【地域】など、頭の a にアクセントが来る女性名詞全てに適用されます。
また、これは音声による変化なので、最初の2文字が ha で、アクセントが a に来ている場合にも当てはまります。
el hada【妖精】、el haba【ソラマメ、豆】などですね。
定冠詞単数形以外は規則通り
agua, alma などの単語が、定冠詞単数形 + 頭にアクセントがある a 以外の単語とならない場合は通常のルールどおりになります。
定冠詞の複数形は las になる
単数形では el agua, el hada, トなりますが、複数形の定冠詞は los では無く、las です。
複数形になると、アクセントのある a が続かなくなるからですね。
間に他の単語が入れば la が使われる
この法則はあくまでもアクセントのついた a が続く場合だけですので、例えば “mejor agua” など、間に別の単語が入れば、
la mejor agua
となります。
不定冠詞はどちらでもよい
不定詞の場合、un でも una でもどちらも使われます。
アクセントの無い a の単語の場合は la が使われる
他にも、a から始まる女性名詞として、actriz【女優】、anguila【ウナギ】などありますが、これらの単語は頭文字の a にアクセントが無い為、la actriz, la anguila となります。
このような、原則通りじゃない例外って、見つけると楽しいですよね。
日本語でも私たちは様々な例外をナチュラルに使っていますので、スペイン語圏の方たちにとってもこれはごく自然なことなんでしょうね。
彼らの様にスペイン語をナチュラルに使えるようにこれからも勉強を続けていきます!
それではまた!¡Hasta luego!
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